公演(終了)
マンドリンオーケストラ・アデュー
みどころ
マンドリンが主役のオーケストラによる公演です。マンドリンはピックで弦を弾く楽器なので、そのままでは音がすぐ消えてしまいます。そこで同じ音を細かく連打して伸ばす「トレモロ」という奏法を使うのですが、これが合奏になると細かい粒が幾重にも重なって、弦楽器ともギターとも違う独特のさざめきが生まれます。プログラムは、ボッタキアリの間奏曲「祈り」やカペレッティの「劇的序楽」といったマンドリン合奏で親しまれてきた曲から、ヘンデルの「ハレルヤ」、サン=サーンスの「バッカナール」というよく知られた曲、さらに久石譲の「千と千尋の神隠しメドレー」と木村弓の「いつも何度でも」まで。知っている旋律を手がかりに、聴き慣れない編成の響きへ近づける並びです。会場は神戸市立東灘区民センターうはらホール、開演は8月16日(日)14時です。
- 開演日時
- 2026年8月16日日曜日14:00
掲載内容は2026年8月15日時点の情報です。日時・料金・チケットの最新情報は主催者の公式発表をご確認ください。
プログラム解説
間奏曲「祈り」
U.ボッタキアリ
イタリアの作曲家ウーゴ・ボッタキアリによる間奏曲で、日本のマンドリン合奏では長く親しまれてきた1曲です。静かに伸びるトレモロの上を、ゆったりした旋律が歩いていきます。マンドリンが「消える音をどうやって伸ばすのか」がいちばん分かりやすく現れる曲なので、最初に耳を慣らすのにちょうどよい響きです。
劇的序楽
A.カペレッティ
こちらもマンドリンオーケストラで定番として演奏されてきた序曲です。「劇的」という題のとおり、落ち着いた場面と勢いのある場面が入れ替わりながら進みます。合奏全体が一斉に弦を刻む場面では、弾く楽器なのに打楽器のような迫力が出るのが面白いところ。1曲目のやわらかさとは正反対の一面が聴けます。
ハレルヤ
G.F.ヘンデル
1741年に書かれたオラトリオ「メサイア」の第2部を締めくくる合唱曲。「ハレルヤ」という言葉をくり返しながら声を層のように積み上げていく構成で、単独でも世界中で歌われてきました。本来は合唱とオーケストラのための曲なので、それをマンドリン合奏に置き換えるとどう響くのか、聴き比べの楽しみがあります。
千と千尋の神隠しメドレー
久石譲
2001年公開のスタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」のために久石譲が書いた音楽をつないだメドレーです。場面ごとに表情の違う曲が続けて現れます。映画を観たことのある子どもなら、旋律が変わるたびに「いまのはあの場面だ」と思い当たりながら聴けるはず。初めてのコンサートでも入り口になりやすい1曲です。
いつも何度でも
木村弓
同じく「千と千尋の神隠し」の主題歌で、作曲と歌を木村弓、作詞を覚和歌子が手がけました。もともとは竪琴の一種であるライアーの弾き語りから生まれた曲で、飾りの少ない素直な旋律が特徴です。弦をはじいて鳴らすマンドリン合奏とは音の出し方が近く、公演の中でいちばん静かな時間になりそうな曲です。
バッカナール
カミーユ・サン=サーンス
1877年に初演された歌劇「サムソンとデリラ」の第3幕で演奏される踊りの音楽。オーボエの独奏が導く東洋風の旋律で始まり、だんだん速度と音量を上げて、最後は駆け抜けるように終わります。進むほど加速していく作りが分かりやすく、演奏会を勢いよく締めくくるのにふさわしい1曲です。
出演者について
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地図
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